介護事業を昔からやっていた老舗なのか、新規参入組なのかという違いについてはどうでしょうか?
異業種からの新規参入が増えていますが、大事なのは企業の老人ホームの運営に取り組む姿勢です。
例えば、建築業界を見てみましょう。
建築のノウハウを持っているから、「建物はお手のもの、さあ介護事業でひと儲けしよう」と考えて参入したのか、「バリアフリー建築などのノウハウを生かして、介護しやすい・されやすいホーム運営を目指そう」と参入したのでは大きな違いがあります。
また、新規参入組の経験の浅さは不安要素でしょう。
しかし担当部署に介護業界から経験者を招いたり、現場のスタッフに経験豊富な人材を配備したりするなど工夫しているホームもあり、取り組み次第では経験の浅さはカバーできるといえるでしょう。
ちなみに、新規参入事業者の運営するホームは、低~中価格帯が多く、高価格帯には少ないといった傾向があるようです。
老舗は今まで積み上げてきた経験やノウハウの蓄積という面は強みです。
しかし、利用者から新しいニーズを捉えきれず、昔からのやり方にあぐらを掻いてしまっている場合もあります。
例えば居室。
プライベートを重視する方向から、「新しく設置するホームの場合には個室とする」ことを国が指導しています。
よって今ではほとんどが個室となっています。
ところが老舗だと、まだ2~4人部屋があったりすることもあります。
料金形態にも表れています。
以前は、有料老人ホームは資産的に余裕のある人のためのものだったので、ゴージャスさがウリ。
土地も建物も自社で所有していたため、入居一時金も高額でした。
現在は土地や建物を賃貸としたり、社員寮などをリフォームして使うことで建物の取得にかかる費用を抑えています。
その分、入居一時金を低くする方法が主流となっています。
こうした事情があるので、老舗老人ホームにはウリ、つまりホームの特徴について質問してみると良いと思います。
ニーズとずれた回答であれば入居先の候補から外しても良いでしょう。
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